こんにちは。今日も中古仕入れを楽しんでいるさるこです♪
今日はちょっと面倒な法律のお話をしますね。
中古品を取り扱う場合、実は「古物商許可」という資格が必要です。
取得するには、営業所を管轄する警察署に届け出る必要があるんです。
「警察」となると、ぐぐっとハードル、あがって、避けたくなりませんか?
それに、取得にはお金もかかるし、手続もちょっぴり面倒です。
でも この資格を取らずに古物を扱うことは、犯罪になったりもするんです(# ゚Д゚)
あなたが何をするときに古物商の資格が必要か、取得手順、お金と時間、具体的にお伝えしますね。
法律関係はスッキリさせて、ガンガン物販に取り組んでいきましょう♪
古物商許可が必要な場合と不要な場合
では具体的に古物商許可が必要な場合をお伝えしますね。
【古物商許可が必要なとき】
◆転売目的で中古品を購入し、アマゾンなどで販売する
◆メルカリで「新品・未使用」とされたものを購入し、アマゾンなどで販売する
【古物商許可が不要なとき】
◆自宅の不用品や友人からもらったものをメルカリで販売する
→商品を仕入れたのがビジネス目的ではないので、古物商許可は不要
どうでしょう?
ひとつめのポイントは、「転売目的」で商品を買ったかどうか。
利益を得る目的で商品を購入していれば、それは「古物商」が必要ということになります。
ふたつめのポイントは、購入するものが一度人の手に渡っているかどうか。
ヤフオクやメルカリでは「新品・未使用」として個人が出品している場合もあります。
ですがこれは、「新品」ではないですよね。
購入した後使っていない、というだけで、「中古品」にあたります。
個人用に買うのであれば問題ありませんが、販売目的であれば、これには「古物商」が必要です。
グレーな部分は、ヤ〇ダ電気やイ〇ンなどで個人として新品を購入し、転売した場合。
一般的に「新品せどり」と言われる方法です。
こちらも、自分という個人の手にわたった後に販売することになるので、「古物商」が必要という人もいます。
ただ、あくまでも「新品」なので不要、という人もいます。
このあたりは、正直、グレーゾーン。
新品せどりをやっている人で古物商許可を意識している人は少ないのではないかな、と思います。
またもうひとつ、中古品を海外のサイトで販売するとき、あるいは海外のサイトで購入したものを日本で販売するとき。
これもグレーゾーン。
少なくとも、さるこには明確にお答えできないところです。
色々なサイトに書いてあることと、実際に警察で確認したことにずれがあったりしました。
気になる方は、管轄の警察署に問い合わせることをおすすめします。
古物商許可に必要な書類
では次に、古物商許可を得るための手順をお伝えしますね。
古物商の許可を得るために必要な書類は、地域によって違います。
あなたの住んでいる地域の規則を調べるには、こんなふうにぐぐってみてください。
「古物商 〇〇県」
そうすると、各都道府県の警察署のページが上位にあがってきます。
そこに申請に必要な書類が記載されています。
たとえば東京都はこんな感じです。
ざっと見てみた限り、少しずつ違いはあるかもしれませんが、どこの都道府県も同様の書類が必要です。
引用元サイト:http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/tetsuzuki/kobutsu/tetsuzuki/kyoka.html
この書類を用意するのは、結構、めんどうです^^;
たとえば、「登記されていないことの証明書」っていうのがよく分からないですよね。
こちらは管轄地域の法務局で取れます。
他のものは、個人の場合は市役所で取得できます。
また「略歴書」「誓約書」はテンプレートに沿って、自分で作成する必要があります。
オンライン上でしか販売しない、という場合には、オンラインショップのページを印刷することになります。
あとはもう、テンプレートを見ながら、書類をそろえていくしかありません。
書類をそろえつつ「これでいいのかな??」と不明点がでてきたらどうするか!?
ずばり、「おまわりさん、教えて!!」コールをしちゃいましょう^^
よく「古物商許可はプロに任せましょう」といった有料のサービスもありますが、さるこの経験からいうと、自分でも取得できちゃいます。
ただやっぱりわからないことはあるので、そういったときは警察に電話をしました。
すると、担当の方がすっごく親切に教えてくれました。
電話するときは「怒られるんじゃないかな~」とか、いろいろ考えて緊張していました。
でも、毎回丁寧に教えてもらえて、うれしかったです><
警察って、まじめな市民の味方なんだな~、なんて、改めて感じました。
ちなみに電話番号は、上記のような必要書類が書かれたサイトの下部に載っています。
書類をすべてそろえたら警察署に行って提出するわけですが、もし書類に不備があれば、持ち帰りになってしまいます。
申請手続きを1度ですませるためにも、不明点は事前に電話で確認しておくとよいかな、と思います。
古物商許可を得るまでの時間とお金
書類をそろえたら、いざ、警察署に提出です。
意外と待ったりするので、1時間はかかると準備しておいたほうが良いです。
また、古物商許可のために、19000円かかります。
さるこの場合は、色々と書き漏れがあったために、時間がかかった気がします^^;
修正点もあったので、二重線をひいて、修正したりもしました。
意外と大変だったのが、サイトのURLのアルファベットすべてにカタカナでフリガナをふる、という作業。
たとえば A は「エー」とするのか「エィ」とするのか悩みつつ、いちいち質問するのも何なので、おもいきって えぃっと「エィ」にしました^^;
きっと古物商許可の制度が昔作られたきり、手順が改定されていないんですね。
(ちなみに修正印としても活躍するので、印鑑は絶対持っていくとよいですよ~!)
ただ、特に再度提出する書類などもなく、帰宅。
その後待つこと、ほぼ、40日弱・・・
結構、ながーく感じましたが、無事許可が取れたとのお電話をいただきました。
古物商許可を取得したあと
無事許可が取れたら、再度警察署に行きます。
このときも、印鑑は必要ですよ^^
このときは30分ぐらいだった気がしますが、必要書類に住所や名前を書き、印鑑をおす、といったことをしました。
そして晴れて、古物商許可を得ました。
許可を得た後、いくつかやることがあります。
①古物商許可を得ると、「古物商許可番号」というのが発行されます。
たしか2週間以内と言われたように思いますが、許可取得後、この番号を運営者情報と共に、自分のお店や販売サイトに掲載します。
〇〇県公安委員会 第〇〇〇〇〇〇号 といった感じですね。
このあたりも、当日教えてもらえます。
②古物商プレートを作ります。
なんでもいいやって気もしますが、背景の色やサイズなど、決まっています。
現在最安値で作ってくれるのは、こちらのサイトでした。
税込み、送料無料で1280円と、色々比較した結果、一番よかったです♪
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③古物台帳を作成して3年間保管する
これは今までこういったものを作成していた場合は、特に新たに作成する必要はありません。
商品をいつ、どこから仕入れて、だれに販売したか、といったような記録をつけるものです。
経理用のデータがこちらに当たりますね。
このデータは3年の保管義務があるとのことです。
なお、販売場所や住所など変更事項があれば、都度警察署に届け出が必要があります。
まとめ:古物商許可取得について
今回は古物商許可が必要な場合、そして取得の方法をお伝えしました。
ちなみに、風俗関連のビジネスをはじめるときなども、警察署で許可証が必要です。
(私が古物商許可申請にいったとき、風俗ビジネスの許可を申請している人もいました。)
古物って、偽物やあやしいものを出回らせたりするときに、とっても使いやすい販路だと思うんです。なのでこういった許可が必要なんだろうと思います。
これだけインターネット物販がでまわっている中、よほどのことがなければ、取り締まりというのはないのかもしれません。
ただ、実際に日本で「中古品」をビジネスとして扱うには、こういった資格が必要なことを心にとめておくのは大事なんじゃないかって思います。
では最後に、古物商の許可取得について、まとめますね♪
必要な書類は、検索すればでてきます。
わからないことは、電話をすれば教えてくれます。
書類をそろえたり、警察署にいくのに、ある程度時間はかかります。
おつとめしている方なら、お休みを取る必要があるかもしれません。土日でも申請を受け付けてくれるか、事前に調べておくといいですよね。
申請には19000円+各種書類の発行料金が数百円かかります。
また許可を得るまでに40日ほどかかります。

分かりにくいところなどあれば、コメントください。お答えできることだったら、お返事しますね。
法律関係もスッキリしたところで、またはりきっていきましょうー♪