「働き方 完全無双」レビュー:2チャンネル創設者のさすがの思考!

ビジネス本

2チャンネルの創始者「ひろゆき」さんの新刊本「働き方 完全無双」を読みました。

「ひろゆきさん」をあまりよく知らなかったのですが・・・高いビジネスセンスを感じさせる独特の観点。

タイトルから期待した内容とは少し違うかな、という気もしましたが、「成功者の考え方」「経営者のものの見方」を、理解できる一冊です。

徹底レビューはこちら。

ひろゆきさんって?

西村 博之(にしむら ひろゆき、1976年11月16日 – )は、匿名掲示板2ちゃんねるの開設者。東京プラス代表取締役、未来検索ブラジルの取締役。 『2ちゃんねる』とは、1999年5月にWeb上にてサービス提供を開始し、2000年代前半に日本最多の利用者数を記録した。愛称・ひろゆきは2ちゃんねるにて命名される。後に管理者権限を他者に譲渡し実業家に転身。主に日本のインターネット文化の形成に関する基盤を築いてきたことで知られる。

*引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/西村博之

 

一言でいうと、あの2チャンネルの創設者として、有名な方です。

成功の秘訣は?

*参照元:http://news.livedoor.com/article/image_detail/12474134/?img_id=11804089

 

本の中で「2チャンネルの成功の秘訣」

「成功している人(国)は、大体タイミングよくそこにいたから」「そこでただ続けていたから」と、ある意味ミモフタもない書き方をしています。

通常のビジネスはがんばって参入障壁を作り、新たに入ってくる人を排除しようとします。ですが、2チャンネルは、世間からたたかれまくるサイト。マインドが弱い人は入れない業界だから、勝手に参入障壁ができた、とも。

さすがの解釈ですよね。

 

そもそも人から認められたい、という欲求がない

こういった思考回路ができるだけあって、ひろゆきさんから、人から認められたいという欲がまったく感じられません。

文章からでも、それが伝わります。

大体成功すると、「自分の時代を見る目」「能力」「才能」をどこか誇示したがると思います。そういった「すごい自分」アピールのなさに、この人のすごさを感じます。

 

本のなかでは、「なぜ承認欲求が低いか?」という点について、幼いころ、近所のおばさんの家にトカゲをたくさんもっていき、怒られたことがあるから、と語っています。

自分としては、トカゲをもっていけば喜んでくれる。という気持ちがあった。相手を喜ばせてやったことなのに、相手にとってそれは嬉しくないことだった。結局、こんな行き違いが避けられないことから、他人の承認を得ようとすることをやめた、と。

 

「これしきのこと、誰でも経験している・・・!」と、つっこみたくなりました^^;

 

自分が喜ばそうと思ったけど、相手が喜ばなかった。でもだからといって、人から認められたい、誉められたい、という欲求は、そう簡単には手放せませんよね。

こんなことで手放せることに、ひろゆきさんの「人から認められたい欲求の低さ」が感じられます。

これ、すごいことです。

2チャンネルやニコニコ動画という、世間的な評価は低いサービスを続け、世間に圧倒的な影響力をもつにいたったマインドの土台が、ここにある気がします。

 

これからの働き方に対する提言

がんばりた人だけ、がんばればいい。

この本の目的が「働き方」についての提言であるわけですが、ひろゆきさんのコンセプトは、これ。

いまはとにかく、みんながんばらなきゃいけない。

だから、うまくいっている人をねたんでしまったり、ということがある。

今後、生活保護ではなくベーシック・インカムの制度を採用し、会社をやめても最低限食べていけるようにする。

また、企業がひとを解雇しやすくしてあげる。

というものです。

 

ベーシック・インカムって?

このベーシック・インカムについては、議論になっています。

これは、働く、働かないにかかわらず、国がお金を支給する制度です。

月々7万円ぐらい、というふうに考えられています。

たとえば夫婦で14万円あれば、なんとか、暮らせるようになります。

 

今後AIが発展し、人の仕事がどんどんいらなくなったとき、仕事を解雇されてしまった人はどう暮らしていけばいいか?

この問題へのひとつの解決策として、「ベーシック・インカム」が注目されているんです。

 

ベーシック・インカムでは足りなければ、そのときだけ働くというのもあり。

ベーシック・インカムは働いても働かなくてももらえるので、勤労意欲がなくなることはない、という考え方です。

 

実はフィンランドなど、すでに採用している国があります。

あのヒラリー・クリントンや、堀江さんも、ベーシック・インカム支持派。

堀江さんのコメントを引用します。

 

「『こうなったらいいな』ではなくて、ここから社会が荒れずに健全な社会であり続けるためには(ベーシックインカムを)やるのが最適解だ。みなさんが今思っている仕事の定義がなくなっていくだけで、みんなの頭の中は、仕事をしないとか、自分の好きなことだけでは食っていけないと思っている。そんなことは全然ない。」

参照・引用元:https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4053/

 

私はこの考えに賛成です。

議論になっていることすら、おかしい気がしています。

 

たしかに税金の負担は増えますが、このままでも、暮らしていけない人が増えれば、生活保護の負担はどんどん増えちゃいますよね。

暮らせなくなってしまったら助ける、というよりも、そもそも安心して暮らせる保証があるほうが、社会は活性化するのではないでしょうか。

 

日本はどうしても、セーフティーネットをはって、困った人を助ける、という考えが根底にあります。失業保険や医療保険、生活保護・・・ありがたい制度ではありますが、これだとどうしても、変化に対応しにくい。

たとえば起業しても、このベーシックインカムがあれば何とか食べていける、とすると、どうでしょう?

我慢して嫌なことをやるのをやめて、起業する人がもっと増える気がしますよね。

企業側としても、人を解雇しやすくなり、より流動的な社会になるのではないでしょうか。

 

これからの日本に対する提言

この本の後半は、日本への「提言」が占められています。

たとえば、

日本はいろんなものに「規制」をかけすぎる。

ドローンや仮想通貨、色々なものが日本で進んでいっても、結局、「規制」でつぶされる。それではなにも育たない。

また、日本は「椅子取りゲーム」の思考がある。

「お金持ちが増えると取り分が減る」と考えると、どうしても足のひっぱりあいになる。

そうではなく、「椅子を増やせる」と考えるべき。

 

まさに「足のひっぱりあい」の場所である2チャンネルを作った人のコメントとして、ちょっと矛盾しているように思いますが^^;

すべて、今の日本を考えるうえで、的確なコメントです。

 

まとめ

「このままでは日本はだめ」というのは、いま、影響力のある人たちの共通認識になっている気がします。

この共通認識をわかりやすく説明してくれる本として、「働き方 完全無双」は、おすすめです。

経営者としての考え方、成功する起業化のものの見方、といったものも、感じ取ることができます。

 

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