保阪尚希の本:小学生の時から金魚を転売。ビジネスで1日1億円稼ぐ男

ビジネス本

 

[どん底から1日1億円売り上げを出す方法] 保阪尚希

保阪尚希さんのビジネス本読みました。

「若いころから活躍しているイケメン俳優」で、最近は鍋など売って成功している、というぐらいのイメージしかなかったのですが、この本を読んで、ガラリと印象が変わりました。

保阪さんは、子供のころからかなりの苦労人で、相当努力家です。

面白い本でしたので、ちょこっとまとめておきますね。

保阪尚希さんってどんな人??

*ここから本を参考にして書いた部分は、「保阪尚希」と敬称を略して書いています。

保阪尚希の生い立ち

7歳のとき両親自殺、当時妹は2歳。祖母に育てられるが、祖母も病気になる。子供のときから自分の食い扶持を自分で稼ごうと、アルバイトを色々やってきた。

小学生のとき、すでにビジネススタート。地元の金魚屋ですくった金魚をデパートに転売して稼ぐ。

中学生のときイタリア料理屋でこっそり働いていたが、ホールにはでられないので厨房にいた。厨房ではこっそり料理も教えてもらったらしい。このときの経験がいきて、後に料理がうまい芸能人としても活躍する。

当時からもちろん外見は格好良かった。

休日には東京にでて洋服を買っていたりしたが、東京で芸能プロダクションからスカウトされる。お金が稼げるなら断る理由もなく、また年老いた祖母に相談しても仕方なく、他に特に相談せねばならない相手もおらず、即決。

こうして芸能界デビューを果たす。

 

役者として

当時はジャニーズ全盛期であったが、保阪尚希はジャニーズには流れない女性たちの支持を獲得。

「家なき子」では主役の座をとる。(なんとなく、このドラマ、安達裕美さんが主役な気がしますが、ダブル主役っていうコンセプトだったんですね。)

参照元:家なき子Youtube動画 https://www.youtube.com/watch?v=z5KBbFLJ_3o

 

保阪尚希は、主役をはれる顔立ちで華もあったものの、「主役であることにそれほど興味はなかった」「自分は、他の人を引き出すほうがいい」と、つづっている。また、主役というものはギャラは他の出演者とそれほど変わらないのに、担う責任は大きいというデメリットがあるらしい。

 

保阪尚樹のビジネスセンスの高さは、役者としての仕事、演技方法から、すでに発揮されている。

たとえば、「テレビでは表情や表現の仕方はこうしないと伝わらない、映画ではみんな集中してくれるし、大画面だから、これぐらい高度な表現でも伝わる・・」など、常にターゲットを考え抜いて、表現の仕方を変えていた。

また、彼は「この役をやりたい」というより、ふられた役を懸命にやる、という方針を通している。

 

保阪尚希は役者として活躍する傍ら、いろんな商売もやってきたらしい。

アパレルのお店をだしたりもしている。ただ、アパレルは在庫ビジネス。収益をえることがむずかしい。たとえば靴を売ろうとしたら、0.5センチ違いで在庫をそろえておかなきゃいけない。

タレントあがりでこういったものに手を出すと失敗する人が多いのだが、彼は細部を検討し、危険のない範囲でビジネスを進め、さらにお店の収益を得たまま、ビジネスを人に譲り渡している。

起業家として

保阪尚希が起業家として注目されるようになったのは、数年前から。

テレビの通販チャンネルを通じて、健康商品を販売してからである。

商品の開発にはかなり力をいれているようで、原価率はかなり高い。ポリシーがはっきりしていて、白砂糖やマーガリン、炭水化物の危険性について警笛をならしている。自身は砂糖も炭水化物も口にしない。

・・といっても、やはりただ好きなものをうっているわけではない。常に、「人が何をほしがっているか」、ターゲットを意識してビジネスをしている。

 

ビジネスをやると決めたとき、彼は、まず、買ってくれる層として自分のファンについて、考えている。

「年代は40代の女性。」

「もう若くはない。きっと家庭がある人も多いだろう。」

「彼女たちがどういったものに関心があるか、どんな価値観があるか・・。」

 

自分のファン世代であるターゲットの関心を考え抜き、これと自分がやりたいこと、両方をかけあわせて、ビジネスを案を考えている。

そして妥協のない商品開発を貫いている。

彼はこの戦略で、ビジネスをはじめて間もなく、1億円の売上を突破。

さいごに感想:保阪さんと島田紳助さんの共通点

保阪さんのマーケティング力とビジネスセンスの高さがうかがえる一冊でした。

芸能界は人気がでる勢いが半端なく、また芸能人は目立つので、利用しようとする人が集まってきます。そのため、人気がかげる状況になると焦りがでますし、人にそそのかされて危険なことに手をだしてしまう人も多くいます。

保阪さんはこんな芸能界の第一線にいながら、ビジネスの世界にシフトしているやり方が見事です。これは偶然ではなく、マーケティング戦略を考えつづけて行動しているように思いました。

そんな彼が「ビジネス」について書いた本なので、読み応えがありました。

 

保阪さんの生い立ちを読みつつ、島田紳助さんのマーケティング理論を思い出しましたので、最後に書きます。

それは売れるかどうかは次の方程式で決まる、ということ。

自分がやりたいこと・才能 × 世の中が求めていること

 

これは、島田紳助さんが「紳龍の研究」の中で語っている方程式です。

吉本の若手向けのセミナーで語った内容がDVD化したものですが、お笑いというより、マーケティングを学ぶための教材として、今でも語り継がれているDVDです。

 

自分がいま、たまたま世の中が求めていることに一致したものをもっていると、何も考えることなく人気がでたり、物が売れたりします。

これは上の方程式でいうと、「自分がやりたいこと・才能」しか意識せずに人気がでたパターンです。

そのときは良いのですが、人気に陰りがでたとき、「世の中が求めていること」をリサーチして合わせてこなかったので、何が起こったのか分かりませんし、どうしたらいいのか途方にくれてしまいます。

最初のヒットがただの偶然やラッキーだと、再現ができないのです。

 

芸能界に一発屋と呼ばれる人たちがいますが、これがまさに、このパターンです。

売れ続ける人たちは、「世の中(ターゲット)」を常に意識し、ターゲットにあわせて自分を変え続ける努力をしています。

 

ビジネスでも芸能界でも成功するには、この「ターゲット」を考え抜き、ターゲットに合わせることが大事ですね。

★「面白そうだな~」と思ったら、読んでみてくださいね。ご意見、ご感想あればコメントいただけれると嬉しいです。

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